2017/09/18

第7話 デジタルインフラがトータルコーディネートされたーPlanmeca Romexisープランメカロメキシス










前回オープンシステム、クローズドシステムの話をしました。

クローズドシステムと言うと、デジタルデータが抜けずユーザーを1つのメーカーで「囲い込み」と言う感じがします。

しかし、逆を返せば同一のソフトウェア(=考え方)で最初から最後まで進んでいくため、最終的にどの様な結果になるかが予想しやすいですし、データの互換性などをユーザー側が調整する必要がないのでデータインフラも確立されていて安心です。

そこで今回はそのデータインフラの整備が整っている、フィンランドの『Planmeca(プランメカ)』社のデジタルソリューションの流れについてご紹介させて頂きたいと思います。


プランメカ社では『Romexis(ロメキシス)』というソフトで、一連のワークフローを繋げています。








私も以前使用していましたが『ProMax(プロマックス)』で骨格の情報を入手して、こちらは新しく登場した『Proface(プロフェイス)』でフェイススキャンしたデータを重ね合わせます。




また、スマイルデザインで患者さんの理想的なEstheticの状態も再現提案します。





インプラントであればCT情報と口腔内のデータを元に理想形態のクラウンをデザインし、そこから埋入方向やステントの作製なども行えます。




さらに、『Planmeca 4D jaw motion(プランメカ4Dジョーモーション)』では、患者さんの顎運動を記録して診断や最終的な補綴物の作製に繋げて行きます。





あとは、口腔内スキャナーで支台歯やインプラントの印象を行って、デジタルデザインをし、ミリングマシンで補綴物を削り出す。
(必要に応じてステインやポーセレンのレイヤリングを行う)

大枠の流れはこんな感じです。

これが一つの流れで繋がっているなんて凄いですよね!

全部一気に揃えたらいくらかかるのか、考えただけでもゾッとしますが(笑)素晴らしいテクノロジーです。

日本ではプランメカジャパンはないので、GCが販売を担当しています。

プランメカのホームページには翻訳で日本語はありませんので、まだまだ日本はマーケットではないと思われているのか…日本もこれからですね!

記事引用元:Planmeca.comプランメカ


第8話に続く

第8話 ソフトウェアでデジタルワークフローを繋ぐカンパニー3shape スリーシェイプ












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